「メタボ健診」が義務化?!

4月から、40歳以上の医療保険加入者を対象に「メタボ健診」がスタートします。メタボ健診(特定健康診査・保険指導)とは、メタボリックシンドロームの該当者や予備軍を見つけ、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的にした、新たな健診制度のことです。

この制度は、2006年の健康保険法の改正によって、医療保険者(国保・被用者保険)に対して、その加入者を対象に内臓脂肪型肥満に着目した健診と保健指導の実施を義務づけたものです。その背景には、メタボ該当者数約940万人、メタボ予備軍約1,020万人、合わせて約1,960万人(推定)という驚く数値があります。最近、お腹がぽっこりしてきた、洋服のウエストがきつなった、という方は要注意です。

■メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内蔵脂肪の蓄積によって、代謝の異常(アディポサイトカイン分泌異常)をきたし、高血糖、高血圧、脂質異常を引き起こしやすくなっている状態のことをいいます。さらに、そのまま放置すると、脳卒中や心筋梗塞、糖尿病合併症(人工透析、失明)などを起こすリスクが高くなります。

気になる「メタボ健診」の内容は?

メタボ健診
メタボ健診では、腹囲の測定があります。おへその位置で測るため、ウエストサイズより大きくなります。
検査内容は下記の通りで、主に腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4項目の検査がおこなわれます。従来の健診項目と違うのが、腹囲の測定(ウエストサイズではなくおへその位置で測定)が追加されていることです。

■メタボ検診の診査項目
・問診(生活習慣、行動習慣)
・診察
・身体計測(身長、体重、腹囲、肥満度、BMI)
・血圧
・血液検査
※BMI:体格指数。体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値です。統計的には、BMI指数が22前後の人が最も病気になりにくいとされています。

■メタボの診断基準は4つ
内臓脂肪の蓄積(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上/またはBMIが25以上)
高脂血症(中性脂肪150mg/dl以上、善玉(HDL)コレステロール値が40mg/dl未満)
高血圧(最高130mmHg以上、最低85mmHg以上)
高血糖(空腹時血糖値 110mg/dl以上)

内臓脂肪の蓄積に加えて、2~4項目のうち2つ以上あてはまるとメタボリックシンドローム、1項目だと予備軍と診断されます。

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