起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

成功するためにはタイムリミットを設定する

“あともう少し、あともう少し”と思いながら、なかなか売上が上がらない、ということはありませんか?それは、慢性的な赤字体質でやり続けているのかも知れません。その状況を打開するには?続きは本文へ。

執筆者:塚田 祐子

仕事を軌道に乗せるまで、
どのくらいかかるか or どのくらいかけられるか

開業資金・運転資金
独立開業には、開業資金の他に運転資金や軌道に乗るまでの生活費が必要です。
一般的に、独立起業する際には、開業資金の他に、少なくても半年から(できれば)1年分位の生活費が必要だと言われます。これは、事業を軌道に乗せるまでの期間、収入が無くてもやり続けるための資金です。この資金を頭に入れて始める方は、案外少ないようです。すると、どうなってしまうでしょうか…。


■資金が底をつく最悪パターン
・こうすれば上手く行くはず、というアイディアだけでスタートする。
・思うよう行かないが、頑張れば何とかなると希望的観測で突っ走る。
・3ヶ月後、仕事が入る。イケルかも知れないと思う。
・生活費はまだまだ稼げないので、定期預金を解約する。
・半年後、10万円程度の売上になった。もう少し頑張ればと思う。
・1年後、売上は15万円程度になった。生活費はまだ持ち出し。
・2年後は…。

個人事業でも、事務所や店舗を借りたり、仕入が発生したり、外注スタッフの経費を前提にするような仕事でない限り、資金が底をついて、さらに借金までしてやり続けようと思う方は、いらっしゃらないと思います。従って、やり続ける限界は、手持ちの資金の額によって決まってきます。しかし、生活を切り詰めれば、続けられるような微妙な状況だと、“あともう少し、あともう少し”と思いながら、数年を過ごしてしまうということは、よくあるケースです。フリーで独立する場合は、多くの資金は必要ないので、このパターンが当てはまるのではないかと思います。この状況は、客観的に見ると、慢性的な赤字体質に陥っていることになります。そのままやり続けても、描いた目標に近づくことは難しいと言えます。

では、この状況をどう打開したらよいのでしょうか? 次ページへ続きます>>
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