銀行口座を事業用と個人用とにキチンと分けよう
売上が入金される銀行口座は、事業用の口座として、管理していきます。青色申告する場合は、全ての入出金を帳簿へ記帳していきます。 |
自宅を事務所にする場合は、家賃や水道光熱費、通信費(電話料、インターネット接続費など)のうち、その専有率や使用割合によって事業に使った分を必要経費にすることができます。これらを、「家事関連費」と呼んでいます。それらの経費を口座引き落としにしている場合は、同様に事業用口座へ移しておくと管理がしやすくなります。(※個人用口座からの引き落としのままでも、経費として認められます。)
また、クレジットカードが2枚あれば、1枚を事業専用にして使い分けると、経理処理がラクになります。そうしないと、引き落とされた金額の明細書を1つ1つ見ながら、個人用の費用と事業用の費用に分けていく作業をすることになり、余分な仕事が増えてしまいます。経理作業に時間をとられないよう、省力化を図る工夫をしていきましょう。
個人事業の経理のポイント
お財布の中にあるお金は、個人のお金か、それとも事業のお金か? 経理帳簿をつける場合は、それらを区別することが必要になります。 |
また、「家事関連費」は、使用割合に応じて、個人の費用と事業の費用に分けていきます。このように、「事業主の私」と「個人の私」との間でお金のやり取りが起こるため、それらを、「事業主貸」「事業主借」という名前(勘定科目)を付けて管理していきます。開業年から、節税効果を考えて青色申告を選択する場合は(複式簿記で帳簿を作成する必要があるため)、個人事業の経理特有となる、この「事業主借・貸」という用語の意味と使い方を、しっかり理解しておいてください。
「初めての青色申告ガイド」が本になりました!
そこで、経理が苦手な方でも、3日で複式簿記を攻略して、青色申告特別控除65万円を獲得できる「フリーランスのための青色申告ソフト」を開発! 「図解 フリーランスのための超簡単!初めての青色申告」の読者特典として、リリースしました(※ダウンロードサイト)。2006年に出版後、多くの皆さんにご支持いただき、お陰さまで【改定版】が発売となりました。この1冊で、青色申告が確実にクリアできます。是非ご活用ください! ⇒詳しくはコチラ
■関連記事・リンク集
・フリーランスの独立マニュアル(連載)
・フリーランスの独立・開業手続
・独立へのステップを完全チェック
・作っておきたい、仕事用の印鑑
・初めての青色申告ガイド【前編】