週末起業シリーズ・第2回では、忙しい人のための時間のひねり出し方についてご紹介しました。さて、いよいよ第3回では「なにをテーマにするか」を考えてみることにしましょう。



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●好きなことからテーマを探そう


ビジネスを始めようとするとき、誰もがつい犯してしまう間違いがあります。それは、「今、流行していること」を第一に考えてしまうこと。一頃前に、「最近、ネットショップが流行っていますが何を売ればいいでしょうか」といった相談を頻繁に持ちかけられたことありました。しかし、流行しているジャンルにはすでに大手企業が進出しており、まとも戦っても勝ち目はありません。むしろ、はじめから避けておくほうが得策なのです。


もうひとつの間違いは、「自分の得意な分野」の中だけでネタを探そうとすること。20年間、経理畑で働いてきた人に「得意な経理を生かして週末起業したいが」と打ち明けられたことがあります。「平日、ずっと経理の仕事をしていて、週末まで同じ仕事をしたいのですか」と尋ねると、彼は「そう言われれば、そうでもありません」と答えました。



テーマを決めるとき、一番大切なこと。それは、「自分の好きなこと」から考えることです。これにはいくつかの理由があります。まず第一に、いくらやっても苦になりません。あなたはすでに週に5日、またはそれ以上、仕事をしているのです。このうえ、週末にまで働こうというのですから、好きなことでもなければ、なかなか続くものではないでしょう。自ら始めたビジネスが、苦役になってしまっては何にもなりません。


第二に、好きなことで起こしたビジネスは成功率が高いこと。これまでに培ってきたノウハウや知識は、それなりに奥深いものとなっているはず。あなたならではのアイデアや視点も生まれやすいのです。

Point!
ところが、日本のサラリーマンのなかには「好きなことがわからない」人が数多くいます。朝から晩まで会社のために身を粉にして働き、趣味に打ち込むヒマなどなかった、というわけです。こんな人たちは、次のようなことであてはまるものがないか、考えてみるとよいでしょう。

何も準備しなくても2時間、ぶっ通しで話せることとは?
これまでに一番、おカネをかけてきたものとは?
今後、おカネを払ってでもやりたいこととは?
一晩くらい寝なくてもできるものとは?
何も準備しなくても2時間、ぶっ通しで話せることとは?


「これが私の趣味です」と胸を張っていえるものがなくても、何かしら好きなこと、こだわってきたことはあるものです。

次のページでは、さらにネタを絞りこんでいくノウハウをお教えします!