ブーメランの法則
 著 者:ファーガル・クイン,太田美和子訳
 単行本:176 p ; サイズ(cm): 21 x 15
 出版社:かんき出版
 ISBN :4761260289
 発行日:2002/07/09
 
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本書は、世界の小売トップも学んだというアイルランドの超優良スーパー「スーパークイン」の創業者による、幻のビジネス書です。1990年の初版発行以来、英語、フランス語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、スペイン語、フィンランド語に翻訳され、12年の歳月を経てようやく日本語版の登場となりました。イトーヨーカ堂名誉会長の伊藤雅俊氏も推薦しています。

本書は商いの道を説いたものですから、小売業者に従事する方は必読です。でも顧客志向の本ですからビジネスに携わる人全員におすすめします。お客さんのいらない企業はないのですから。

顧客志向は本書の原書が出た当初はともかく、今では、むしろ耳が痛くなるぐらい耳にします。欧米でもその傾向は顕著で、サウスウエスト航空、ノードストロームなどの実例は顧客志向企業の例としてたびたび紹介されます。

また顧客志向を標榜する企業はたくさんあります。でも標榜していても、実際にできている企業は少ないのではないでしょうか?

例えば前出の2社はアメリカの会社です。そのアメリカの会社に車で訪問するといつも頭にくることがあります。それは、駐車場の入り口の一番近くに、重役専用スペースがあることです。

しかもわざわざお客がとめないように「社長用」とか「部長用」と書いてあります。こういう会社は、来訪者に「わが社はあなたより自社の重役を尊重しています」と公言しているようなものです。

もちろん、日本ではあまり見かけません。でも日本の会社でも平気で「今日は本社の重役が来ているからアポイントを変更してほしい」なんて言う人がいます。ちょっとおかしいと思いませんか?

そのおかしさは、お客さんの立場に立てばすぐにわかることです。そのためには一度お客さんになってみることです。そうすることで見えなかったことが見えるかもしれません。

優れたマーケッターは、ダイレクトメールを送る前に、必ず自分の家に送ってみるといいます。某女性下着のメーカーの社長(男性)は、自社の商品を自分で身に付けているそうです。すごい。

そこまでしなくとも、メーカーにお勤めの方なら自分の商品をお店でお金を出して買ってみる、小売業にお勤めの方なら、営業時間にレジに並んでみるといったことを定期的にすることはとても大事なことです。そんな経験あります?

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