独立してから
・フリーランス歴:4年目。
・独立当初、仕事やクライアントをどうやって見つけたか:
自分の書ける分野の出版社(編集部)に連絡をとり、インターネット経由で原稿を送りました。他、台湾ですでに活動していたフリーランスライターの人に付いて、アシスタント的な仕事をしながら、自分だけにできる分野の開拓をしていきました。
幸い、中国語ができたため、取材内容に深みや特色を出したい出版社や経費をできるだけ抑えたい出版社からの依頼も多くなりました。
余談ですが、昔から食べることが大好きで、台湾在住時代にも自分で食べ歩いては店を開拓しつつ、取材もできるように信頼関係を築いていたため、食に関する執筆依頼も多くなりました。また、台湾産のお茶に関しても、好きで飲み歩いていたことが徐々に仕事に結びついていきました。
自分の強みを生かし、独自の領域を開拓、さらに好きな事まで仕事に生かす、まさにフリーの理想ですね。
・フリーになって後悔したのはどんな時:
特にありません。
・独立後、ライターに必要だと思ったスキルは:
専門分野とかなり深い知識。
フットワークの軽さ。
人があまり気付かない箇所の発見と、それを発表する場にどう合わせていくか。
人脈作り。
・独立後、フリーランスに必要だと思ったスキルは:
パソコンなど、ネットワーク環境を自分である程度構築できること。
人脈作り。
・仕事の値段は:
特殊なのかどうか、がポイントです。(中国語の通訳やコーディネート込みなど)あとは出版社との話し合いで。
・フリーになっての収支決算はどう?と聞かれたら:
プラスです。(夫の扶養家族という立場なので、プラスと感じられると思います。本当に、独立されている方とはちょっと違うため、参考になるかどうか…)
・日々の営業活動は:
知り合いの編集者に定期的に連絡をとる。
いろんな場所で、いろんな人に、最近興味をもって動いていることを伝えておく。
他は、特に一所懸命に動いているわけではありません。
私の場合、隙間産業かなあと思います。中国語ができて自分で取材が可能、というそんな隙間です。なので、自分から頻繁に営業しなくても仕事が入ってくる状態です。
これは、是具見習いたいPR活動。しかも、やりたい事を仕事にするチャンスを拡大します!
3年後の自分
・二胡の演奏家(プロではなく、いろんな場所、いろんな人と演奏している。していたいなあ…)・スキーやスノーボードなど雪山関連の文章を書いて、雪山のガイドもしたい。
・餃子行脚を続けて「餃子」で何か文章を書きたい。
・ペンネームを持って、今とは全然違う分野で、私だとわからない文章を書きたい。
ライターを目指す方へのメッセージ
焦らずに、何をしたいのか、何ができるのか、を考えてみてはどうでしょうか。「あの話題ならあの人だ」と言われるまで、得意な分野をつきつめて(その分野や対象物を愛しすぎてはいけないんです。客観的に観察できる位置をキープするのが大切と考えます)、その表現方法を研くのもいいかと思います。偉そうなことは言えませんが。
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