起業・会社設立のノウハウ/起業・独立事例

起業の夢と現実:出口允博氏(2)(2ページ目)

前回は、イマージュソリューショズの事業内容と起業に至る経緯を伺いました。今回は、類まれな人徳の秘密、起業してからのプライベート、今後の夢などについて語っていただきます。

執筆者:日下 康幸

起業すると、プライベートと仕事の境目はない!


出口社長
社員の多くは前職から一緒に起業
Q.起業して、プライベートはどう変わりましたか?
A.プライベートも考えているのはほとんど仕事のことですね。
境目ははっきりしないです。
前はプライベートと仕事を切り替えるようにしていましたが、今は切り替える必要もないと思っています。
アーリーステージの会社なので、会社のことを一番に考えるのは当然かな、と。

起業して痛感しましたが、代表取締役の責任は重い。私は代表取締役としての責任を果たさないといけないので、そのためにはプライベートを優先してるような生活はできないですね。

Q.なるほど…。ストレスは溜まらないですか?
A.全然。そもそも、ストレスを感じたことってほとんどないんです(笑)。
夜、何かを考えすぎて眠れないってこともないですし。

たまには息抜きのために、旅行とかも必要だと思いますが、そんな時間も今はないです…。

Q.では、休みの日は何を?
A.土日どちらかはその週に考えなきゃいけないことを頭の中で整理したり、仕事をしたり、もう一日は友人、知人と会って情報交換をしています。
休みつつも仕事をしている、という感じです。

社員は全員起業家になって欲しい!


Q.起業して一番良かったと思うことは?
A.自分が「こういうビジョンでこういうビジネスをしたい」と言って、ついてきてくれる社員がいて、双方の夢に一歩一歩近づいていると実感していることですね。

また、会社を大きくするのと同時に、社員にも大きく育って欲しいです。
どこへ行ってもつぶしのきく社員になってほしい。
世の中の会社から、「イマージュソリューションズで働いていたんなら、是非うちに来て欲しい!」と思われるような人材になって欲しいですね。
他社から引き抜かれるようなことがあっても、うちを辞めても、
今後、ビジネスパートナーとして広がる可能性があるので、それも結構(笑)。
色々なところから必要とされ、それまでに築いた人脈で新たな仕事を作れる、そういう人間になって欲しいです。

極端に言うと、「全員起業家精神を持て!」って思っています。
「俺、自分で会社やりたいんで!す」って社員に言われたら、無条件で応援しますね。
起業は大変ですが、それを超える楽しさがあるので、こちら側に来たい、という人には、できるだけのサポートをしたいし、将来、良いビジネスパートナーになりたい、と心から思います。

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温厚ですが、ビジョンが明確な出口社長、社員からの人望があるのも納得です。
様々な経験をされてからの企業なので、人脈があるのはもちろん、人の気持ちのわかる社長だという印象を受けました。
若手企業家からよく相談を受けるそうですが、それも頷けます。

■よく行くお店
がらく(恵比寿)
豆納戸(目黒)
イマージュソリューショズ
出口社長のブログ「ゆとりを大切にするエンジニア社長のブログ」
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