株式会社イマージュソリューションズ 代表取締役 出口允博氏


イマージュソリューションズ出口社長
 
前回は、出口社長の会社であるイマージュソリューショズの事業内容と起業に至る経緯を伺いました。

今回は、類まれな人徳の秘密、起業してからプライベートはどう変わったか、今後の夢、社員に期待することなどについて語っていただきます。



足元をすくわれそうになったときに見えた大切なこと


Q.前職の社員が27名もついてきた出口さんの人徳はどこにあるのでしょうか?
A.自分では人徳があるとはまったく思っていないのですが…。
強いて言うなら、システム営業をやっていたときのある出来事がきっかけで自分が変わったことでしょうか。

Q.具体的に教えていただけますか?
A.私は27歳くらいまで、SE兼営業をやっていて、冗談抜きで日本で一番売れる営業マンだと思ってました(笑)。
1人で年間5億円くらいの数字を作っていて、この会社は俺が支えてる、と調子に乗っていたんです。
当時は、人を人とも思ってなかったので、「仕事ができない奴はさっさと辞めろ!」みたいなテンションだったので当然人徳はなく、将来は冷徹な企業買収屋にでもなろうかと思ってました。

Q.今の温厚な出口さんからは想像できないですね(笑)
A.みんなに言われます。
で、そんな性格だったので、ある時、私をよく思っていない人たちが裏で色々動いて、当時私がついていたポジションからおろされてしまったんです。
その時は、腹が立って仕方なかったですが、でもまた結果を出さなければ仕方ない。
そこで、自分で営業して取ってきた案件を自分で開発して…ということをやっているうちに、「あれ、出口って出来る奴じゃないか」と経営陣が見直してくれ、新しい部署の副部長の職をくれたんです。
そこで人との接し方も180度変わりましたね。
当時、年間売上1000万円でスタートした部署を5年で6億円にしましたが、
その時一緒に頑張った仲間が、今の会社に移籍してくれたメンバーでもあります。

大きくなるEC市場で勝負する


Q.ECのワンストップソリューション+サービス開発事業をメインにしているのは?
A.通常のシステム会社は、お客様(=企業)の要件を聞いて、仕様書どおりにプログラムを作り、途中で何かあっても追加費用をもらい、納品したら終わりですよね。
自分もずっとシステム会社にいたので、それが当然だと思っていました。

ところが事業会社は納品されたシステムと一緒に事業がスタートするので、
「使い始めたら、思っていたのものと違う!」「使いにくい!」ということが多々ある。そのことにEコマースサイトの運営会社の取締役をやって気づいたんです。
でも、実際、そのニーズを満たすシステム会社ってほとんどない、ということも分かりました。

「ECサイトをオープンしたけど、全然売れないんです」という話を聞いて、システムをちょっと見てみると、「こんなシステムに本当にそんなにお金を払ったんですか?!」ということが何度もあるので、そんな企業のよき相談相手になれるようにと、「てっぱんEC Zeal」を始めたんです。

今、ECサイトの構築は、システムだけ作って終わり、という時代から、事業内容に合わせてどんどんシステム提案をしながら、さらにプロモーションやマーケティング、コンテンツ制作などもトータルでサポートしていかないといけないと思っています。
ECサイトの運営は、すべてが連動しているからです。
今後、ECの市場はさらに大きくなるのは確実なので、トータルサポートできる仕組みをきちんと作り、他社にないサービスを提供していきたいと思っています。

また新しいネットサービスもどんどん展開していきたいと思っています。
日本初のクラウドソーシングデザインコンテストサイト「MILLION DESIGNS」にもシステム提供していますが、こういう日本にまだないネットビジネスをシステム面でサポートしていき、日本のネット業界を変えたいという思いもあります。

次のページでは、起業してから出口社長のプライベートはどう変わったかをお聞きします!