起業・会社設立のノウハウ/起業・独立開業の準備

会社の寿命をマネージする 悪夢を見ないで済む方法

日本で美徳とされがちな「どんなに苦しくてもあきらめずやりぬく」ことが、ビジネスの世界での非常識であり、「会社をたたんでゼロにできるのはいつまでか?」の重要性をご紹介します。

執筆者:小野田 敬



既に起業されている社長のみなさんでご存知のない方はすぐ実行を!、これから起業される方には、起業前の準備として「会社の寿命をマネージする」ことを起業・独立ガイドとしてご提案致します。

それでは何故「会社の寿命をマネージ」することが必要なのかについてご紹介していきます。

登記が無事完了して事業としてスタートした企業には、必ず資金繰りのピンチの時期が訪れます。その試練を乗り切れず倒産してしまうと、取引先、従業員、融資を実行している金融機関などの債権者、開業資金の多くを親類から調達した人は出資者である家族など、多くの被害者が発生してしまいます。まさに悪夢のような日になります。

「新しい販売先を開拓したり、経理作業をしたり、商品開発をしたり、宣伝活動をおこなったり」と創業したばかりの経営者にはやることがたくさんあります。そんな忙しさの中で見落としてしまったために資金ショートを起して倒産・廃業・休業する会社が多いことももう1つの現実です。

その多くの経営者が「会社をたたんでゼロにできるのはいつまでなのか?」というポイントを把握できていないことを倒産・廃業・休業の原因と挙げています。

先人の失敗から学ぶ為にも、起業前にこのポイントを把握する仕組みを準備しておくことが必要なのは明白なことにも関わらず、残念ながらどの事業計画や起業のノウハウが書かれている書籍にもほとんど記述されていません。

次のページでは「会社の寿命をマネージする」為に必要なポイントをご紹介します。
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