起業・会社設立のノウハウ/事業計画書・ビジネスプラン

予算ナシでも見込み客はキャッチできる!(2ページ目)

駆け出しの起業家や週末起業家は、なかなか営業におカネをかけられません。費用をかけずに見込み客をつかまえるには、いったいどうすればよいのでしょうか。

執筆者:藤井 孝一

おカネをかけなくても、見込み客をつかまえることは可能です

見込み客の集め方は?


企業なら、広告を使います。健康食品、通信販売会社、自己啓発系のセミナー会社がよくやる方法です。主に広告を使い、電車の中吊りや新聞に「無料サンプルプレゼント!」と広告を載せるのです。これを見て興味のあるお客さんが連絡してきます。お客さん自ら「私は見込客です」と言っているようなものですから、その人たちのデータを集めれば見込客リストができ上がるわけです。しかし小資本の週末起業では、電車の中刷り広告や新聞広告費をかけられません。

そこでメルマガで呼びかけます。メルマガは見込客集めに使えます。具体的には自分の発行するマガジンの読者向けに、自分の商材のサンプルプレゼントなどをご案内するのです。メルマガを発行しても発行者には誰が読んでいるのかわかりません。ですから、何かプレゼントをして、興味を持った人から連絡してもらいます。

なお、メルマガを発行していない人は、他人のマガジンを借ります。発行者の中には、広告に全く興味がない人がいますから、そういう人にサンプルプレゼントやセミナーの案内をしてもらいます。読者に魅力的な情報という体裁ならただで載せてもらえる可能性があります。

おカネをかけずに宣伝するには


メールマガジンだけが見込み客を集める方法ではありません。また現実的には、高額商品などメールマガジンにはそぐわない商材もあります。

また見込客が高齢者や学生など、メールマガジンを読まない人たちである場合も、メールマガジンは難しいでしょう。その場合「見込
客」を集める方法はないでしょうか?以下にアイデアを紹介しましょう。
 
・パブリシティーを活用する
新聞や雑誌の記事に載る、という方法があります。これならお金はかかりません。またお客さんから見た信頼度は絶大です。記事の中
に「読者プレゼント」などという仕掛けをすれば、記事を読んだ人がコンタクトしてきてくれます。ねらい目は地方紙や業界紙。まずは自分でプレスリリースをしましょう。あとは話題性とタイミングです。

・新聞地域版などの掲載無料スペースを利用する
新聞地域版や地元の公共の機関が発行する新聞には、「地元企業限定」などの制約はありますが、紙面や折込の一部を無料で開放して
いる場合があります。そういうスペース使えばお金はかかりません。

・業界紙に寄稿する
自社のお客さんが読みそうな新聞、雑誌、業界紙に記事を寄稿することです。このとき、“自社のお客さんが読みそう”というところが
ポイントです。コンサルタントが、コンサルタント向けの雑誌にせっせっと記事を書いても、ノウハウが流出するだけで、お客さんは
見つかりません。読者の大半はコンサルタントで、見込客とはいえないからです。

・サイトにフォームをつけ、検索エンジンに登録する
他に、サイトにサンプルや資料請求フォームをつけ、コンタクトしてきてもらう方法があります。サイトは検索エンジンに登録してお
きます。メールマガジンと比べると“待ち”の方法ですが、何人かは、探し当てて連絡してきてくれます。現に私はこれで、何件も仕
事をとっています。検索エンジンへの登録は、次のサイトで、無料でやってくれます。

さていかがでしたか。おカネをかけなくても、見込み客をつかまえることは可能です!自分の商材に合わせて、営業活動にチャレンジしてみてください。
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