今回のガイド記事では、独立してすぐに法人化したい。もしくは自分にとって特別なこの日までに法人化したいけど期日に余裕がないという方に会社設立登記に関する一連の手続きの中で、選択する金融機関によって発行期間や委託手数料に差が出やすい、「出資金払込手続き」に着目して、いかにして設立スケジュールを最短にする”ひとテマ”をご紹介します。(今回のガイド記事では現物出資は除きます。)
また、後のページで、自力で有限会社を設立することを目的として銀行に出資払込を委託する例もあわせてご紹介します。
今回のガイド記事で覚えていただきたいポイントは2つです。
1.出資金払込を委託する銀行と普段の入出金に利用する銀行は、別の銀行でも業務上に支障を起すことはない
2.出資金払込を委託する銀行は、メインバンクという意味ではない。
例えば、出資金払込を委託するのは第二地方銀行、決済に利用するのは普段から利用している大手都市銀行に登記完了後、設立した会社名義の口座を開設して利用することも出来ます。
さらに、メインバンクとは、一般的に複数取引のある銀行の中で融資シェアが最大の銀行等の金融機関のことを指します。
結果的にメインバンクとなることはあっても、厳密には出資金払込を委託した銀行ということではありません。我々の目的は、都銀に委託すると通常3日~約1週間程待たされる出資払込金保管証明書をいかに早く受け取るかということです。
次のページでは出資金払込手続きの言葉の意味やそのステップでのゴール、そして準備しておくものをご紹介します。