A.ポイントは、大きく分けて「返済不要の開業資金が調達が可能なこと」と「常連客(投資家)による客足が見込める」という2点になります。
1点目ですが、近い将来、新規店舗の開業や出店をご計画の方にとって、何といっても最大の悩みは「資金繰り」でしょう。理想の店舗イメージ、料理やサービスの技術はすでにお持ちでも、そこからもう一歩を踏み出すためにはどうしても「出店準備資金」と「当面の運営資金」の調達が不可欠です。
「麻布ダイニングファンド」では、お店毎のファンドを通じて個人投資家が小口で資金を提供し、それらをこれから開業される店主様の自己資金に加算することで、開業資金ニーズを充足いたします。融資ではなく、新株発行による増資になりますので、返済が不要、というわけです。なお、調達可能な資金の額は、自己資金(資本金)と同額未満までとなります。
2点目については、投資家たちはもともと飲食店に興味がある方々。「接待向けの良い店がない」「馴染みの店を増やしたい」「自分の理想に近いお店が欲しい」「外食が大好きで有効にお金を使いたい」など皆様同様、飲食店への夢やニーズがあって出資を決めているわけですので、お店の「優良顧客」となる可能性が高いのです。
同時に、後ほどご説明しますが、投資家向けの優待サービスも実施して頂きますので、来店促進になります。BARは別として、レストランであれば一人よりも複数人で食事に来店される方のほうが多いでしょうから、結果的にはお店の口コミ醸成のキッカケになります。投資家の方とは、お店にとっては「一出資者」であると同時に「お店のサポーター」「お客様を呼ぶ理想の常連客」として、共に長く続く繁盛店を目指すことができるのです。
Q.サービスを使いたい開業希望者はどのようにすればよいのでしょうか。
A.まずは、お問い合せ下さい!、、、だけだとインタビューになりませんので(笑)、詳細をご説明しますね。
応募に関する適用条件はたったの3つだけです。
(1) 店舗の経営母体が「株式会社」として法人化を予定しており(または既に法人化して3年未満の株式会社であること)、取締役を含め2名以上の常勤者を予定していること。
(2)開業後、投資家の皆様への月次会計報告(弊社から会計事務所をご紹介します)
(3)出資者である株主に対し「株主優待プラン」として、割引券や限定サービスなどの特別プランを有限でご提供いただきます。
(1)については、「エンジェル税制適用のベンチャー企業」に該当するための条件となります。
(2)については、投資家の皆様とのコミュニケーションの一環として、実施のお願いをしております。
(3)についてですが、店主様が希望される場合は別ですが、株主(投資家)の皆様に対して金銭での配当は義務付けておりません。一方で、お店に来店した際の株主優待を受けることが、投資家にとって実質的な配当となります。具体的なプランは出資規模や店舗内容など店舗毎に異なります。最初は出資者を集る段階でご提案いただくことになります。
上記条件の適合後、「エンジェル税制適用対象企業」の事前申請を行っていただきます。また、投資を募るための説明資料の作成(事業計画、出店企画書等)の準備に入ります。これらの手続きや準備作業は弊社スタッフが全面的にサポートしております。その後、ご希望投資額まで出資者が揃った段階で、弊社にてファンドを組成し、正式な契約手続きを以て出資金をお受け取りいただくことになります。
Q.どんな業態・業種でも使えるのでしょうか?
A.業態についてですが、どんな方でも!と申し上げたいところなのですが、投資家の皆様もやはり人間ですので、自分が行きたいと思えるようなお店に出資をします。投資家のプロファイルをざっくり申し上げますと、港区などの都心部に在住在勤されており、30代~40代の起業家・経営者、会計士や弁護士といった方が多いです。
そうした方が通いたくなるようなお店というと、今のところ、「出店エリアは麻布周辺エリア(住所に麻布が入っている、恵比寿、白金など)で、業種は和洋中・バーいずれか、客単価は6,000~8,000円以上で、20席程度のお店」といったイメージの店舗になり、こうしたお店が一番出資を募りやすくなっております。
結果的に当社もそうしたお店を出されたいと希望されている方とお話を進めております。弊社サービスを利用し開業を予定・開業している飲食店について、今後弊社ホームページでも公開していく予定ですので、定期的にご確認頂ければと思います。
次回は投資家のメリットをお伺いします。
■飲食店向け開業資金サービスとは?(2)
■飲食店の開業資金を支援「麻布ダイニング株式会社」