起業・会社設立のノウハウ/事業計画書・ビジネスプラン

事業内容をまとめてみる(2ページ目)

あなたがひらめいたビジネスアイデアを友達に伝えるのは簡単。でも、それを投資家や銀行と話して通じるレベルまでまとめるためにステップを考えて見ましょう。

執筆者:日下 康幸

基本は6W1H

イメージは重要
実際にあなたのビジネスが動いているところをイメージしてみよう
あなたが作っていくビジネスモデルはもっともっと複雑なケースが多いでしょう。しかし、基本は前頁のシンプルな八百屋の例と同じです。上記のような情報に加え、例えば何を使ってどのように集客するのかといった情報や、他の似たような業種とどう違うのかといったポイントに重点を置いた説明が入ります。

まずはビジネスの構造をまとめよう
起業を思い立つあなたは既に何度も人に話していると思いますが、改めてビジネス構造を整理してみましょう。5W1Hにwhomを加えて考えて整理すると簡単です。
Why(なぜ):A駅界隈では安くて新鮮野菜が手に入らない、だから
Where(どこで):A駅界隈で
Who(誰が):自分の始めるビジネスが
Whom(誰に):A駅を利用する近隣住民に対し
What(何を):安くて新鮮な野菜を
When(いつ):365日
How(どうやって):店頭販売で提供する
といった具合にシンプルに整理しましょう。

これに加えて、モノ・金・人の流れを整理する必要があります。上記の場合だと、野菜はどこから仕入れるのか、金はどのように流れるのか、従業員や客は何によってどのような動きをするのか、といったことをまとめます。
例えば、
・野菜は自前のルートを使って地方の農家から直接仕入れ、A駅界隈では購入できない産地直送野菜をA駅駅前の店舗で近隣住民対象に販売する。
・購買する客はこの界隈の住民に限られているので、チラシの投函が一番効果的。
・従業員も近隣の主婦をパートで活用するため、チラシは広告と採用情報を同時に載せる。

あなたが思う以上にあなたのプランを聞く他人は理解しにくいものです。シンプル且つ、わかりやすく届けることが重要です。

次のページでは、さらに深くビジネス構造を追及します。
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