音声合成で世界最初に流れたのはデイジー・ベルの歌

映画「2001年宇宙の旅」
映画「2001年宇宙の旅」
映画「2001年宇宙の旅」、オープニングは「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れます。

クラシックの名曲が効果的に使われた映画でした。地球から月へ向かう宇宙船のバックに流れる曲は『美しく青きドナウ』で、実に印象的でした。

映画の主人公はもちろん人間ですが、準主人公が人工知能HAL9000型コンピュータです。

月で見つかったモノリスの秘密を探るために木星へ向かう宇宙船ディスカバリー号。ところが宇宙船を管理している人工知能HALが暴走し始めます。

人工知能HALが暴走

人工知能HALが暴走
人工知能HALが暴走
HALの異常に気づいた乗組員が思考部の停止をはかりますがHALが反撃を始め乗組員を次々と殺害。

唯一生き残ったボーマン船長がHALの思考部を停止させますが、もうろうとした意識(そんなものが人工知能にあればですが)でHALが歌うのがデイジー・ベルの歌です。

「♪ディジー、ディジー」
と歌いだします。

「♪僕は気が狂いそう」
とだんだんHALの呂律が回らなくなっていき、やがて停止してしまいます。

この「デイジー・ベル」は、不器用な田舎者の恋を扱った歌です。実は1961年にベル研究所のジョン・ケリーという技術者が史上初めて音声合成でIBMの大型コンピュータIBM7094に歌わせたのがこの「デイジー・ベル」でした。

※追加トリビア
アップル社のマックには「Talking Moose」(トーキング・ムース)という言葉をしゃべるヘラジカのソフトが入っており、インストールしておくと、時々英語で話しかけてくれました。