今回はテレビ・映画についてのトリビアの泉です。
<目次>
■世界初のパソコンはスタートレックの惑星の名前から名付けられた
■音声合成で世界最初に流れたのはデイジー・ベルの歌
■富士通のパソコンCMといえばタモリだった
世界初のパソコンはスタートレックの惑星の名前から名付けられた
スタートレックの放送開始は1966年 |
1966年の放映開始以来、世界中にトレッキーファンを生み出してきました。日本では「宇宙大作戦」という名前で放映されていました。
矢島正明が声優をしていたカーク船長、バルカン人のスポック、ドクター・マッコイなど個性的な俳優が人気を集め、日本でもブームとなりました。
世界初の個人向けコンピュータ
アルテアはスタートレックの惑星名 |
発売元はニューメキシコ州アルバカーキのガレージからスタートしたMITS社です。もともと科学教材キットの販売会社でしたが、インテル社が発売したi8080を搭載した組み立てキットを販売。今のパソコンと違い、回路図を見ながら基盤のうえに部品をハンダ付けしなければなりませんでしたが、これが熱狂的に受け入れられました。
このアルテアの名前はMITS社の社長が友達の家に新製品の名前を相談に行った時に、たまたま友達の娘がスタートレックを見ており、そこに出てきた惑星の名前から名付けられました。
惑星アルテア
惑星「Altair VI」に進路変更 |
いつも沈着冷静なスポックがわけの分からないことを言いだし、診察したドクター・マッコイからバルカン星へ連れて行かないとスポックが死んでしまうと報告が入ります。
カーク船長は惑星アルター6号へ向かうのをやめてバルカン星へ進路変更します。このアルター6号は吹き替え版の惑星の名前で、英語では惑星「Altair VI」でした。ここから世界初の個人向けコンピュータとして「アルテア」と名付けられました。
※追加トリビア
ビル・ゲイツがハーバード大学の学生だった1974年にポール・アレンと共にアルテアのBASICを作成したのがマイクロソフト創業のきっかけです。MITS社との取引のためMITS社のあったアルバカーキで創業しました。
→ マイクロソフト創業地が72,025ドル マイクロソフト創業オフィス写真