実際の表示サイズに合わせて自動最適化
PowerPointの画面や写真がけっこう容量をくう |
画像編集ソフトを使って最適なサイズにしてから貼り付ければよいのですが、面倒なのでそのまま貼り付けて表示サイズを小さくしています。つまり画像の容量は大きなサイズのままです。
NXPowerLiteは実際の表示サイズに合わせて自動最適化してくれます。この最適化アルゴリズムが強みのようで、印刷やプレゼンで必要な解像度や画質にしてくれます。
さっそく70枚ほど枚数があるPowerPointファイル(6,231KB)でやってみました。ドロッグ&ドラップすると圧縮レベルを選ぶことができ、まずは「通常の圧縮」でやってみました。
PowerPointファイルを圧縮する |
容量は3,920KBとなり、約半分になりました。ダブルクリックして確認してみましたが、どこが変わったのかほとんど気が付きませんでした。
このPowerPointファイルは画像編集ソフトである程度、画像を最適化してから作っていますので、それほど圧縮されないかなと思いましたが、半分になるのはすごいですね。
次に「高圧縮」を選んでやってみましたが、容量は3,812KBで「通常の圧縮」とあまり変わりませんでした。中を確認しましたが、画像が少し荒くなっていました。他にも画質を落とさない「高画質圧縮」や携帯電話用の「モバイル機器用圧縮」が選べます。
圧縮されて半分のサイズに |
写真を多用しているようなPowerPointファイルであれば、もっと効果がありそうです。
最新バージョンであるPowerPoint2007(.pptx)はファイル構造が今までとがらりと変わり、XML化されましたが2007でも圧縮できました。
Office2007の新しいファイル構造
詳しくは → Web2.0な日々 セマンティックス・ウェブへ
ブロードバンド環境がない海外とのやり取りなどで便利
PowerPointと同じようにWordやExcelでも圧縮できますが、文章ばかりですと、それほど容量がありませんので、一番効果があるのはPowerPointです。無線LAN環境で重たいPowerPointファイルが飛び交っているような職場であれば、効果は大きいでしょう。またこの不況で、新しいパソコンに投資するのも大変です。ハードディスク容量が少ないパソコンであれば、これでOffice文章をかなり圧縮できます。Officeの起動なども早くなりストレス解消になります。
日本ではブロードバンド環境、定額料金で使い放題が当たり前ですが、海外では環境が整っていない国もまだまだ多く、電話回線を使っているところでは従量制で電話代がかかります。こういった国に事業所がある会社では重宝します。
「宅ふぁいる便」では100Mバイトまで送ることができますが、大きなファイルを送れば、それだけネットワーク資源を浪費していることになります。NXPowerLiteで圧縮したファイルを「宅ふぁいる便」で送るなど併用して活用すると効果が高いでしょう。
→ NXPowerLite
他にもあります便利なツール
→ 手書きメモをそのままPCに取り込み知的生産→ 誰がメールを送ったのか着信音で分かる
→ 2017年まで使えるホームページ作成ソフト
→ ソフトがつながる新しいJUST Suite 2008
→ ジャストインタイムが情報収集の極意
→ パソコンなしでプレゼンできるプロジェクター