今回はアップル社にまつわるトリビアの泉をご紹介します。
<目次>
■アップル社のリンゴマークは「旭」という品種
■アップル社はエイプリルフールに創業した
■アップルのカラー機能はブロック崩しをするためについた
アップル社のリンゴマークは「旭」という品種
アップル社のリンゴマークは「旭」という品種 |
本当は【McIntosh】と名付けたかったのですが、同名のオーディオ製品メーカーがあったため間に「a」を入れてマッキントッシュ【Macintosh】となりました。このマッキントッシュの名付け親はジェフ・ラスキン氏で『マックの父』と呼ばれた人物です。おしくも2005年2月に亡くなっています。
アップル社のリンゴのロゴは現在、単色になっていますが、少し前までは虹色のカラフルなロゴで赤・橙・黄・緑・青・紫の6色になっていました。日本で虹の色と言うと7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)ですが、調べてみると虹の色は世界共通ではなく、けっこうバラバラになっています。
例えば
【7色】
日本 赤、橙、黄、緑、青、藍、紫
【6色】
英国・米国 赤、橙、黄、緑、青、紫
【5色】
独国 赤、黄、緑、青、紫
虹の色は7色じゃなかった |
中には赤、青の2色だけという国もあります。日本で虹の色が7色となったのはニュートンが可視光線をプリズム分解した時に聖なる数7にちなんで7色とし、これが明治時代に伝わってからといわれています。昔の日本では虹の色は5色だったそうです。欧米では青と藍を同色に6色というところが多く、東アジア、中近東は独国と同じ5色が多くなっています。
ただアップルのロゴの色は虹の配色とは違い、上から緑、黄、橙、赤、紫、青となっていました。これは既成概念にとらわれないことをあらわしています。
アップルの初期のロゴはアイザック・ニュートンだった
アップルの初期のロゴはリンゴではありませんでした。1976年アップルが創業し、最初に出してヒットしたパソコンがAppleIです。AppleIのロゴに使われていたのがリンゴの木にもたれかかって本を読んでいるアイザック・ニュートンでした。
リンゴは西洋では特別なもので、アダムとイブがリンゴ(知恵の実)を食べたように知恵の象徴でもあります。またリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したニュートンのエピソードはあまりに有名です。またロゴには「知性は永遠に見知らぬ思考の海を漂うただひとり」というワーズワースの詩が書かれていました。
現在の単色でもロゴのリンゴが欠けていますが、これはbite(ひとくち)byte(バイト:情報の単位)の言葉をかけています。