MS-DOSは自社製品ではなかった
ビル・ゲイツがマイクロソフト社を創業し、しばらくすると大型コンピュータが中心だったIBM社がPC市場へ参入します。大型コンピュータが中心だったIBM社がPC市場へ参入 |
IBMは参入スピードを上げるため、自社開発ではなく、新型パソコンを動作させる基本ソフト(OS)を作成してくれるソフトハウスを外部に求めました。
最初は当時有名だったOSであるCP/M開発者のゲイリー・キルドールを訪ねますが不在で、またゲイリー・キルドールはCP/Mで既に成功していることもあり、あまり乗り気ではありませんでした。
当時、ビル・ゲイツの母親がIBMのCEOと知り合いだったこともあり、マイクロソフト社を思い出し、そこでビル・ゲイツにOSも開発してくれないかと頼みました。ただしIBMの納期はとても短く、ビル・ゲイツは悩みます。
この時に西和彦が「これはビッグチャンスだ。絶対にやるべきだ。」と叫びビル・ゲイツは遂に決断をします。当時のビル・ゲイツと西和彦の写真です。
Q-DOSを買収してMS-DOSへ
シアトル・コンピュータ・プロダクツのQ-DOSを買収 |
ですのでMS-DOSの本体は自社製品でなく、シアトル・コンピュータ・プロダクツのティム・パターソンが書いたQ-DOSだったのです。
24歳のビル・ゲイツの決断がマイクロソフト社の飛躍に結びつきました。これがMS-DOS誕生になります。現在のWindowsの原点となりました。