企業のIT活用/情報発信/HP/ブログ

ブログでばれる会社のレベル(3ページ目)

企業の新しい情報発信手段として注目を集めているブログです。ブログによる書き込みで企業価値が下がったり、解雇になった事例も発生しています。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

私はブログで会社を辞めました

会社にとって変なウワサが流れているなと思ったら情報源はアルバイトのブログ。今、問題となっている事件です。

またブログで企業秘密を漏らしたことがきっかけで、解雇となった事件も話題になっています。
ブログで営業秘密を漏らして解雇に
ブログで営業秘密を漏らして解雇に

簡単に作成・更新できるのがブログです。社員やアルバイトも個人用ブログを作っていると考えたほうがよいでしょう。問題はそこに書かれている内容です。

会社の機密情報がブログに書かれていたとすれば大事件です。顧客の個人情報が分かる形で出ていれば、従業員の監督ができていないということで個人情報保護法違反です。

解決策としては、社員にしっかり法律を教えガイドラインを示すことです。関係する法律としては個人情報保護法と不正競争防止法になります。

特にトレードシークレット(営業秘密)の扱いがキーとなります。

ガイドラインの例
・会社が営業秘密として管理している内容を漏らしてはいけない
・会社内にある事業活動に有用な情報を漏らしてはならない
・会社内にある公然と知られていない情報を漏らしてはならない
・会社内にある個人情報を漏らしてはならない
※退職後も遵守すること
・会社のビジネス価値向上につながる話題はどんどん情報発信すること
・会社内の伝聞情報などは必ず調べ、裏をとってから情報発信すること

派遣社員やアルバイトにも簡易版のガイドラインを示しておきます。

社員を含めたステークホルダーが会社のビジネス価値向上という一つの方向性で色々な情報を発信をしたら、この効果は非常に高くなります。

『ノーと言わないノードストローム』で有名な百貨店があります。顧客満足度の高さが口コミで拡がりビジネス価値を高めましたが、現代ではブログを活用してビジネス価値を高めることができる時代になっています。 >> 顧客満足につながるメール対応

ただし、諸刃の剣ということもお忘れなく。

手続きを無視したリストラなどを行えば、社員がブログで反論することは十分予想されます。


参考ガイド記事

メールでばれる会社のレベル
名刺でばれる会社のレベル
ホームページでばれる会社のレベル
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