大学生の就職活動/就職活動の選考対策

就活面接突破 ライバルに差をつける 2(4ページ目)

一つ一つのアクションは小さなこと。でもそれぞれには意味がある。よって、すべてのアクションを行えば、ライバルに10馬身も差をつけることができる。なぜなら、全てのアクションを行っている学生はいないから。

執筆者:見舘 好隆


「セミナー講師と話をする」で9馬身リード

「そして、ミッションその3。終わってから講師に必ず話し掛けるべし!

「うん、そうだよね。でも、くどくないかな?」

「同じ質問ならダメさ。まずは“素晴らしい講義、ありがとうございました!”と御礼を言うんだ」

彼女の目は輝いた。

「そうか!」

「さらに、店舗訪問や先輩訪問で得た知識をベースに、質問をすればいい。アイデアを話して感想を聞けばいい。もう、説明しなくてもわかると思うけど、これには2つの目的がある。一つは“熱意をさらに伝えること”、二つ目は…」

「取材!」

「そう!店舗訪問で取材したことと同じだよ。言い方を変えれば、“面接で伝えたいことのチェック”だ。褒めてくれれば自信になる。逆に否定をされれば修正できる」

「修正されれば、その部分を改善した自己PRに作り直せばいい!」

「その通り!これは社会人になっても必要なスキルさ。私も新しい企画を企画会議で提出する前に、社長を始め、反対しそうな人に事前に企画を見せるよ。そしてウィークポイントを指摘してもらい修正した上で、企画会議に臨む。そうすれば必ず企画は通る」

彼女はとても悔しそうな顔をした。

「そうだよね。もっと早くに気が付けば良かった。志望会社のインターンシップに参加したり、バイトをすれば良かった。そこまでしなくても、先輩訪問で自己PRを見せて、何度も書き直せば良かったんだ。ああ、悔しい」

「この時期に気がついた自分に誇りを持とう。まだ遅くない。なぜなら、それに気がついていない学生には勝てるから」

彼女は頷いた。そして時計をチラリと見た。

「ねえ、最後のミッションは?」

「それは、面接の最中にすることだ」



※あと、面接前の待合室ですることがあるよ。チェック!

※次のページは、「面接官の名前を聞く」。これでライバルに10馬身リード!


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