大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

良い求人広告・悪い求人広告の見分け方 2(3ページ目)

求人広告を鵜呑みにしてはいけない。なぜなら、嘘は書かれていなくとも、悪い部分を隠しているかもしれないからだ。せめて「仕事内容を細かく丁寧に伝えようとしているか?」という観点でチェックしてみよう。

執筆者:見舘 好隆

「良い求人広告」には、社長と社員の声がちゃんと響いている!

社長からのメッセージ
社長の言ってることと、募集職種がずれていないかは、必ずチェックしたいポイント。
次に「社長メッセージ」を読んでみよう。

ここでのポイントは2つ。

  • 求人広告と社長のメッセージがちゃんと近くにあるか?

  • ちゃんとそのビジョンと求人広告が連動しているか?

さっきの「募集職種」「社長メッセージ」と見比べればわかるが、ちゃんとつじつまがしっかり合っている。例えば、「“人”が編集する優しい安心なサイト」だからこそ、「All Aboutの理念・サービスに深い共感をもてる人」を募集しているし、「新しいマーケティング手法の確立」を目指すからこそ、「仕事に枠を作らず、好奇心を持って仕事の範囲を広げられる方」を募集しているのだ。これがもし連動していなければ、その会社の人事は、あまり社長の理念を理解していないことになる。社長の言ってることと、募集職種がずれていないかは、必ずチェックして欲しい。

最後に「社員メッセージ」もチェックしよう。求人されていない職種も含めて、社員の仕事を伝えようとしているかがポイントとなる。なぜなら、求人広告を甘く考えている会社は、募集している仕事をしている現社員の仕事しか載せないことが多い。でもそれでは、他の部署との連携も見えにくいし、会社全体の姿も掴みにくくなる。よって、募集していなくとも、全部署のスタッフの声を載せることが正しいと思う。あと、そこに掲載される社員のロイヤリティもアップすることを忘れてはならない。




以上、
  1. マイナス面もしっかり書かれているのか?
     
  2. 仕事内容を細かく丁寧に伝えようとしているのか?

    1. 詳しい仕事内容の明示
       
    2. 社長のメッセージと募集職種の連動
       
    3. 全部署・仕事の社員メッセージ


この観点で、求人広告を読み込んで、企業の人材獲得の姿勢を、推し量ってみて欲しい。


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