大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

内定者インターンシップ後の辞退は可能?(4ページ目)

早期退職を防ぐために内定後のインターンシップはオススメだ。結果辞退するのは仕方ない。しかしギリギリまで考えて欲しい。ポイントは「そのギャップは瑣末ではないか」と「再度内定が取れる確信はあるのか」だ。

執筆者:見舘 好隆


「やりたいこと」自体を疑ってみたのか?

そもそも、今みなさんが「やりたいこと」自体が、本当に「やりたいこと」なのだろうか?

私の例を書いてみる。私が最初やりたかったことは、旅行会社の海外支店で働くことだった。ところが配属は人事部。いきなり落ち込んだが、採用業務は結構やってみて面白かったし、海外の支店に人事の仕事で回るのもいい経験になった。そして今、このガイドをやることに繋がっている。また、今の職場はインターネット関連企業で、ECビジネスを担当している。私が社会人1年生だった頃、インターネット自体が普及していなかった。インターネットプロデューサーが「やりたいこと」の選択肢に入るわけは無い。

今は「朝令暮改」が当たり前の時代だ。会社だって倒産も含めてどうなっているかわからない。新しいビジネスだってどんどん生まれてくる。よって「やりたいこと」がコロコロ変わっても全くおかしくはない。

まだ職務経験もない学生のみなさんが考えついた「やりたいこと」なんて、本当に執着するべきことなんだろうか。

「オー人事」ぐらいに会社自体が信頼できない場合以外、「やりたいこと」との少々のギャップが原因での内定辞退は、避けたほうがいいのではと私は思うけど、どうかな?


※次のページで、就職活動をやり直すリスクとのバランスを考える!

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