大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

内定者インターンシップ後の辞退は可能?(5ページ目)

早期退職を防ぐために内定後のインターンシップはオススメだ。結果辞退するのは仕方ない。しかしギリギリまで考えて欲しい。ポイントは「そのギャップは瑣末ではないか」と「再度内定が取れる確信はあるのか」だ。

執筆者:見舘 好隆


就職活動をやり直すリスクとのバランスを考えたか?

昔は年功序列の終身雇用制。新卒で入社した会社内でのキャリアを考えるのが普通だった。でも今は転職することが普通。一つの会社に人生を預ける時代は終わったのだ。

そう考えると、とりあえず今内定を取った会社で数年働き、そのあと転職や起業することも考えてみてはどうだろう。

今から就職活動をやり直すことは全く無理ではないが、1年前より状況は悪い。なぜなら募集が終わった会社がたくさんあるからだ。しかし第一志望の会社の内定を取った実力があるのだから、少ない募集企業の中からまた内定を取る可能性は高いだろう。そのあたりのバランスを考えて「よし、今からでも大丈夫だ!」という確信が持てるなら、今の会社の内定を辞退し、就職活動をしていいと思う。

でも約束してほしい。わざと留年することを考えないことだ。もし「わざと留年」を選択するなら、それは
    • どうしても入社したい会社は新卒しか採用せず、
    • 今年度の募集がすでに終わっていて、
    • また来年度も募集を予定していて、
    • 留年に必要な学費は親に借りて、入社後返済する覚悟を持っていること
が条件だ。安易に留年をすることを選択肢に入れてダメだ。また同じ失敗を繰り返すだけだから。

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ここまで一度よく考えてみて欲しい。
ここまで考えて、「内定辞退がベスト」と思ったとき初めて辞退して欲しい。

内定を辞退することは、それほど“重い”ことなのだ。

※記事「内定辞退の理由についての考察」を読むべし!
※記事「内定辞退の覚悟と誠意」を読むべし!

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