大学生の就職活動/就職活動事例

計画された偶然でペルーで働く!(3ページ目)

就職活動でも「計画された偶然」を演出することはできる。些細なことでも普段しない行動を心掛ければ、幸運な偶然が君を成長させる。そんな機会を意識して生み出す努力を心掛けよう。

執筆者:見舘 好隆

就職活動でも「計画された偶然」を演出することはできる


彼女は、記事「機会によって自らを変えよ!」でも書きました、

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

を見事に実践した例と思います。全くの偶然で幸運は訪れない。偶然が生まれる環境を計画的に努力して手に入れたのです。

彼女が「仕掛けた」、偶然が生まれる環境作りは以下です。
  1. 彼女は大学時代で学んだことをベースに、普通の旅行会社ではなく、南米専門の旅行会社に勤めた。

  2. ペルーの旅行会社の役員が来るということで、2次会まで意識的に参加して、自分を売り込んだ。

  3. 社長が取引先旅行会社に社員を出向させるという、通常ありえないことを了承したのは、彼女の日々の勤務態度が良好だったことが伺える。

  4. 赴任時のアドバイスを遂行し、人脈の維持のノウハウを学んだ。

  5. ペルーの旅行会社でも「誰の前に出ても平気な人間になる」こと目標としている。


彼女のペルー赴任は、以上の努力なしに、彼女にとって価値のあるものにならなかったでしょう。

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就職活動でも「計画された偶然」を演出することはできる。
  • 普通は行かない、他業界の会社説明会に行ってみる。

  • セミナーで隣に座った学生をお茶に誘う。

  • バイト先の先輩に「オススメの会社ありませんか?」と聞いてみる。

  • ゼミの教授に「今でも交流がある先輩いませんか?」と聞いてみる。

  • セミナーでわざと一番前に座って、手を上げて質問してみる。

  • いつもなら断る友達からのお願いを、ぐっとこらえて聞いてみる。

  • 人事に「なぜ落ちたのでしょうか?」と電話で聞いてみる。

以上のような些細なことでも行動すれば、
行動しなければ得られない機会を得ることができる。


ずっと井の中の蛙でいたいのなら、強要はしない。
でも、成長しなければ、内定は取れないよ。

自分の殻を破って成長したいのなら、

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」

この言葉を肝に、就職活動をしてください!



※この言葉はリクルートの創業者、江副浩正さんの言葉です。今でも、この言葉を大切にしているリクルート社員は多い。

※同じ意味の言葉
「“内”よりも“外”に生きよう。そうすることで新しい、未知の、私にふさわしくない力が得られるかもしれない。」(開高健『開高健全集22』「頁の背後」より)


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