夏は電気代も上がる季節
いやな梅雨の季節もあと少しの辛抱 |
<消費電力量の多い電気器具>
1.エアコン
2.冷蔵庫
3.照明器具
4.テレビ
「電気喰い虫」TOP4の堂々第一位と第二位に、夏に最も利用頻度が高まるエアコンと冷蔵庫が殿堂入りしており、発想を逆転すれば、消費電力量の多い電気器具に“ひと工夫”することで、夏場の電気代は削減できることになります。以下、具体的なヒントを紹介します。
エアコンのひと工夫
◇設定温度に気をつける
ついつい設定温度を低くしがちですが、冷やしすぎは電気の無駄遣いです。さらに、室外と室内の温度差が高くなると体調を崩す原因にもなりかねません。「自動運転」を利用するなど、室温管理に気をつけたいものです。
◇扇風機を併用する
「体感温度」という言葉があるように、湿度や空気の流れ(気流)によって本来の気候と、体に感じる温度には差異が生じます。扇風機によって室内の空気を循環させることで、この体感温度の原理によって涼しく感じさせる効果を生み出すのです。中には「扇風機を回せば電気代がかかるのだから、結局は節約にならない」と考える人もいますが、扇風機の併用効果の方がトータルでも節約効果があるといわれています。
◇フィルターをこまめに掃除
フィルターが目づまりをおこすと冷房効率が悪化し、エアコンは余分にファンを回転させなければならなくなります。そのため、必要以上の電気を消費することになり、無駄が発生してしまいます。そこで、2週間に1回程度のペースで掃除機を使ってほこりを吸い取るなど、常にフィルターをきれいな状態に保つようにしましょう。
◇カーテンを閉めて直射日光を遮る
暑い外気の侵入を遮(さえぎ)り、同時に、室内の冷気を外に逃がさないよう断熱効果を高めるために、カーテンやブラインドは有効です。また、すだれも季節感があって涼しげです。
◇機種の古いものは省エネタイプへ買い替えする
技術の進歩は早いもので、次々と新商品が発売されます。初期費用(購入代金)がかかりますので単純な損得勘定はできませんが、性能が劣り、あるいは機種が古ければ思い切って省エネタイプのエアコンに買い替えることも、長い目でみれば効果が期待できます。
【関連サイト】エアコン節電のコツ!(All About節約・やりくり)
冷蔵庫のひと工夫
◇扉を開ける回数を減らす
冷蔵庫を開けるたびに庫内の温度が高まりますので、その都度、電力がかかってきます。そこで、扉を開ける回数を減らすことで消費電力を抑えましょう。また、長時間あけっ放しにしないためにも冷蔵庫の中を整理し、必要なものはすぐに取り出せるようにしておくことも有益です。食品を「賞味期限切れ」にしない効果にもつながります。「食中毒」が最も危惧される時期でもあるだけに、意識的な行動が欠かせません。
◇庫内の食品詰め過ぎは逆効果
食品の詰め過ぎは、庫内の冷房効率を悪くするだけです。また、よく冷まさずに熱いままの食品をすぐに冷蔵庫に入れることも庫内の温度を高めてしまいます。他の食品が傷みやすくもなりますので、気をつけましょう。
◇設定温度の調節も重要
冷蔵庫にも設定温度の調節ができることはご存知のことと思います。夏場と冬場では必要とされる庫内の温度は異なりますので、季節に合わせて適温設定すると電気代の節約につながります。