就職環境は?

理学療法士、作業療法士は、求人も多く、売り手市場。特に理学療法士は、求人の多い状態が続いています。セラピストとしてひとくくりにされることが多いと書きましたが、理学療法士のほうが求人は多く、給与もやや高いようです。

言語聴覚士も、求人は増えつつあります。理学療法士や作業療法士に比べると、国家資格化されてから日が浅いのでどうしても差はありますが、言語聴覚士による脳梗塞患者などに対する言語指導やえん下指導へのニーズは高まっています。また、脳性マヒ、構音障害、自閉症など、障害児施設からの求人も増えています。

視能訓練士は、有資格者がまだ6000人台と少ないため、個人医院などを中心に視能訓練士への求人は少なくありません。ただ、非常勤での雇用が多く、女性中心の職場であるという特徴があります。

義肢装具士のほとんどは民間の会社に所属し、依頼を受けて病院のリハビリテーションセンターなどに出向き、患者と接することになります。そのため、就職環境は、義肢装具製作会社の求人動向によります。規模のあまり大きくない企業が多いため、残念ながら求人数は決して多くはありません。

音楽療法士はまだ認知度も決して高くない民間資格であるため、この資格だけによって就職をするのは、残念ながらまだ難しい状況。介護職として働きながら、職場で音楽療法士としての知識や技術を生かすという活躍の仕方が中心です。そのため、福祉系専門学校の音楽療法学科においては、ホームヘルパー2級の資格も同時取得できるようなカリキュラムになっているところもあります。また、ボランティアとして音楽療法を行っている人もいます。活動の場としては、病院のリハビリテーションセンター、特別養護老人ホーム、老人保健施設などの高齢者施設、障害児・者施設、児童福祉施設などがあります。

盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員は、ほとんどの場合、資格を取って就職するのではなく、国内外の盲導犬訓練施設に研修生として入職し、先輩からOJT(職場訓練)で仕事を教わりながら働いて、この資格を得ることになります。研修生や盲導犬訓練士の求人は欠員募集程度と決して多くないので、自分自身で積極的に情報収集し、就職活動を行っていく必要があります。

ただし、財団法人日本盲導犬協会では、付設している日本盲導犬協会訓練士学校で体系的に盲導犬訓練士を養成し、その卒業生から盲導犬訓練士を採用します。盲導犬訓練士を体系的に養成しているのはこの訓練士学校だけです。

また、盲導犬訓練士のスキルを持っていれば、介助犬や聴導犬など他の補助犬訓練施設、ペット関連事業、フリートレーナーとして活躍するケースも考えられます。

取材協力

日本福祉教育専門学校
財団法人日本盲導犬協会

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