セルフケアができるようにサポートする
特定保健指導では、あいさつや話しやすい雰囲気づくり、身だしなみにも気を配りましょう。 |
対象者の考え方やライフスタイル、行動変容のステージは多様なので、個別性を重視し、個々の対象者に対応できるようにコミュニケーション能力が指導者には求められています。対象者との信頼関係を築くことが基本になるのです。そして行動変容をうながすための知識や技術が必要になります。
対象者が自ら健康や生活習慣に気づいて解決策を見つけ、目標を立てていけるようにうながしたり、モチベーションを高めるサポートをしていく必要があるので、指導者はカウンセリング的な要素や行動療法、コーチングなどを取り入れることが有効だとされています。基本的な理論を知っておくと役立つでしょう。
カウンセリングやコーチングの基本については、記事「栄養士の仕事に生かすコーチング」、「知っておきたい栄養カウンセリングの基本」を参考にしてください。
特定保健指導では指導者側が一方的な指示をするのではなく、対象者を中心に行います。受動的な態度を身につけることや、初めて面談する時に好印象を持ってもらえるようなマナー、継続的してサポートを受けてもらうには人間的な魅力も必要になってくるでしょう。
管理栄養士自らが体調をととのえ、自己管理しておくことも重要です。栄養士・管理栄養士は健康モデルであることを意識しましょう。
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