コンサルタントのクラスと給与の関係
コンサルタントは、いくつかの「ランク」に分かれます。これは、コンサルタントとしての能力の高低をあらわすランクでもあり、お客さんに請求するコンサルタント料の高低のランクでもあります。新卒で入社してすぐのアナリストレベルから、
プロジェクトの一部のパートを任されるコンサルタントレベル、
ひとつのプロジェクト全体をマネージする責任を負うマネージャー、
その上の営業責任が発生してくる、シニアマネージャーやディレクター、パートナーと呼ばれる4つの層に分かれるのが一般的です。
コンサルタントの給与は、この「ランク」とほぼ1対1で紐づいているというのが正解です。
さきほどの、30歳で転職した人の例で考えてみましょう。もし、その人に、非常にスペシャリティがあり、コンサルタントとして使えると判断されれば、上のポジションで採用されます。たとえば、「コンサルタントクラス」の上くらいで採用し、年俸も800万円ということになるかもしれません。
しかし、コンサルタントとしての素養はあるものの、限定した範囲の能力しかなければ、30歳とはいえども、「アナリスト」で採用ということになるかもしれません。そうすると、給与は、アナリストの給与テーブルが適用されて、500万とか600万といようになってしまいます。
このように、30歳だからいくら、ではなく、コンサルタントとしてどのレベルの能力があるか? ということで、給与が決まってくるというのが、コンサルタントの給与の決まり方なのです。
30歳で転職して、給与が上がる人もいれば、下がる人もいます。
そこはその人の能力次第ということになります。