長引く不況の影は・・・
というのがTさんの話ですが、長引く不況のなかで、Tさんは、本当にぎりぎりのタイミングで、滑り込んだということがいえます。現在の市況では、採用自体の数が減り、採用をしているところでも、同業他社からの横滑り転職以外は受け入れにくい状況が続いています。よほど実績のある方でないと、書類レベルではねられてしまいます。もし仮に、今、Tさんが転職活動したとしたら、Tさんが内定をえた会社は論外のこと、まずもって、Tさんの職歴では書類審査に合格できる会社がほとんどない状況になっていたでしょう。Tさんの決断がはやかったのが幸いしました。特に昨年の10月以降は刻一刻と採用状況がかわり、2週間決断がおくれただけでも、採用基準があがってしまっていた可能性もあります。
また、実際不況は長引いています。Tさんが第一志望だった会社は現在も採用がストップしたままです。この再開をまっていたならば、Tさんは下手をすると2年くらいの時間を無駄にしてしまったかもしれません。