転職は、マーケットであることを肝に銘じよ
多くの転職者が自覚しているようでいて、自覚できていないのは、転職とはマーケットであるということです。大学受験や、資格試験などのように、自分が優秀であれば、合格できる、そういった絶対基準の試験ではありません。労働需要と供給がクロスするマーケットなのです。景気がよければ、多少スキルがたらなくても、とってくれる可能性があります。コンサルに異業種から転職の場合、景気がよくても年俸があがることはないでしょうが、それでもまずは、コンサルタントになれます。
一方、景気が悪くなってしまえば、どんなに優秀な人でも、とくに異業種からの転職は、厚い壁に閉ざされてしまうのです。自分がいくら自信とスキルがあっても、転職はできません。採用する側は、スキルの高低をみて採用するのではなく、そのスキルが「今必要かどうか？」で採用します。
相場の格言で、もうはまだなり、まだはもうなりというのがあります。転職のマーケットにも同じことがいえそうです。自分の能力を高く買ってくれるタイミングをどう図るか、これが転職にとって考えるべきポイントです。
次回の記事では失敗談も扱っていますので、あわせてお読みください。
ガイド記事「転職の時期を逸したＳさんの事例 」
