コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

転職の時期を逸した大手SIer

転職のタイミングを間違え、チャンスを逸したSさんの事例。タイミングによって転職の成否、あなたの将来もまったく変わってきてしまうのです。

執筆者:大石 哲之

転職の時期を逸したSさんの事例

転職の時期を逸したSさんの事例
下手なプライドが邪魔をしたSさんの失敗談

前回の記事では、転職のタイミングを見事に捕らえて、成功したTさんの事例をご紹介しました。
ガイド記事「コンサルタント転職はタイミングが大事」
今回は、タイミングに失敗したSさんの事例を紹介しましょう。

タイミングを逸したSさん

Sさんは大手クラスのSIerで8年近くの経験があり、大規模なプロジェクトの案件もリーダークラスで携わったことのあるかたでした。しかし、案件がやや特殊で、半分くらいが公共よりの案件の仕事だったのです。このかたは、自分に自信がありました。実際そのSIerのなかでも評価が高く、リーダーを経験されて、自分はできる、という自信を持っていいました。

「ITコンサルティングの会社にはいつでも転職できるから、もうすこし戦略的な仕事をしている会社にいきたい」

というものでした。本人は、いまの会社でよい評価を得ているため、自分であれば、戦略のコンサルティングもできるはずという根拠のない自信ももっていました。
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