リーマンショックが訪れる
Tさんが転職を考えていたころ、リーマンショックが訪れました。Tさんはここ1~2年、ITコンサルタントへの転職への意欲はあったのですが、具体的には踏み出せずにいて、気が付いたらリーマンショックを迎えてしまいました。リーマンショックのあと、次々と採用数がへっていってしまいます。この方には、じつはどうしても入りたい総合ファームの第一希望の会社があったのですが、リーマンショック直後、その会社の採用がストップしてしまったのです。リーマンショック後、急激に景気は悪化。Tさんは、決断をせまられていました。
「景気が回復して第一志望の会社が採用を再開するまで、じっと待ってみる」
というのがまず考えられる選択肢です。次は、「同様の競合他社のコンサルタント会社を受けて、まずはコンサルタント会社に入る」という選択肢でした。
Tさんは非常にまよっていました。第一志望の会社には憧れもあったため、これをあきらめるのは非常に口惜しかったのです。