あきらめの悪い人にピッタリの仕事とは？(4ページ目)

どんな人に向いていると思いますか？

「調べること」は、コンシェルジュにとって大切なスキル。根気のよさが必要。

あきらめの悪い人に向いていると思います。コンシェルジュの仕事は、お客様から質問されたことを、答えが見つかるまで根気よく調べ続けること。ですから、あきらめの悪い人はすぐにはあきらめず「もう少し探してみよう」とあの手この手で探しますので、その結果答えが見つかることも多く、実を結ぶこともあります。

そして、探究心の強い人、色々な事に興味のある人。お客様のさまざまなご要望にお応えするにあたり、難問でもあきらめずに努力して調べ、お客様のご期待に添えれば、必ずお客様は喜んで下さると思います。

どのようなスキルがあれば、仕事に生かせると思いますか？

ホテルには外国からのお客様も多い。語学ができると仕事の幅も広がる。

「コンシェルジュ」には資格というものはありません。特定のスキルは必要ないと思います。強いて言えば、英語を話せること。必ず英語が話せないといけないわけではありませんが、ヨーロッパをはじめとする海外のお客様は、コンシェルジュが何の役割をしてくれるのかよく知っていて、コンシェルジュを使い慣れてらっしゃいます。そんな方々とコミュニケーションをとるためにも、英語が話せる方が望ましいと思います。英語以外の言語を話せれば、さらに喜ばれるかもしれません。

「コンシェルジュ」の将来性について

現在、日本ではコンシェルジュがいるホテルはまだそんなに多くありませんが、近年、コンシェルジュを置くホテルが増えています。外資系ホテルの進出も著しい昨今、コンシェルジュが普及し、どのホテルにもいるという時代もそう遠くないのではないでしょうか。これからがコンシェルジュが必要とされる時代なのかもしれません。

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【編集後記】
取材中も、わかりやすい言葉を使い丁寧にお話をしてくださった太田さん。いくつか質問をさせていただいただけで、太田さんの、相手の気持ちを読み取り、それに応えようとする姿勢を感じることができました。これからも、多くのお客様を穏やかで幸せな気分にしてくださると思います。ますますのご活躍を期待しています。