歌手、女優、脚本家、作家、落語家、ジャーナリストも大学教授
普段の生活ではなかなか接点が人の授業が受けられるのも大学の魅力だ |
脚本家内館牧子氏は2006年4月から秋田経済法科大学の客員教授に就任し、主に公開講座を受け持つという。内館氏は2003年に東北大学大学院に進学し、同大の相撲部監督としても話題になった。
落語家の桂三枝氏は2005年4月から一年間、関西大学の客員教授として講義を受け持っていた。今年度も客員教授として籍は残るものの、講義予定はないそう。ちなみにジャーナリストの鳥越俊太郎氏も関西大学でゼミを担当する。
元官僚で、作家の堺屋太一氏は早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、東京大学先端科学技術研究センターの客員教授。
同じく作家の高樹のぶ子氏は九州大学アジア総合政策センター特任教授。
女優、演出家の渡辺えり子氏は2006年4月から関東学院大学工学部の客員教授に。担当は「現代芸術論」「さまざまな表現」の2科目。
大学教授になるのに資格は不要
今まで学問として確立されていなかった新しい分野が次々に大学で取り上げられ、学べるようになってきた。実は驚くことに、大学教授になるには中学や高校の先生とは違い、特に資格は必要ない。ただし、大学設置基準で定められた大学教授の要件のいずれかに該当し、かつ大学における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有すると認められる者という条件がある。大学教授になるには、主に下記のような方法がある。
1.大学→大学院→助手→講師→助教授→教授というルート
2.公募
3.大学から招かれる
特に芸能人や著名人の場合、大学から招かれる形で大学教授になる人がほとんどだ。芸術分野や専攻分野について、特に優れた知識及び経験を有すると認められ、大学・大学院側から需要があれば、上記1や2のような手順をふまなくても大学教授になることができる。各分野の第一人者は、競争激化の大学においても、重宝される人物のようだ。
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