25歳以上の入学者が全体の4分の1!

次に年齢別の大学院修士課程入学者数を見てみましょう。同省の平成15年度学校基本調査『大学院の年齢別入学者数』によると、25歳以上の入学者が全体の4分の1にあたる21%を占めています。



年齢別に見てみると、25歳以上の入学者のうち、30歳~34歳の層が3,402人と一番多く、さらに35歳~39歳層の2,019人と続いており、30歳~39歳が多いことが分かります。

「今さら」ではなく「今こそ」大学・大学院へ!

「今さら」と年齢が気になりますか?何か新しいことを始めるのに必要なのは年齢ではなくやる気です。学びたい気持ちに年齢制限はありません。50代後半で海外大学院留学した主婦の方や、96歳で法学部に入りなおした浮世絵師の方もいるんですよ。

社会人学生増加の背景には、社会人に広く門戸を開く大学や大学院が増えたことがあげられます。専門知識を持つ実践力が企業でも求められているという状況や、少子高齢化による大学経営の危機感などから、必然的に社会人に目を向け始めました。

また社会人側からすれば、リストラ不安が身近になり、大学で専門知識や新しい知識を得て近い将来に備えるのはもちろん、人脈作りや生活への刺激など、自分を変える機会になるのは言うまでもありません。

大学側は意欲ある社会人を受け入れるため、一般受験とは別に『社会人特別入試』といった枠を新たに設け、小論文や面接を重視するなど、特別に便宜をはかっています。また社会人学生の通学の便を考慮し、都心付近にサテライトキャンパスを設けたり、授業の昼夜開講制を採用する大学が増えるなど、環境が急速に整いつつあります。

さらに、通信教育も人気が高く、最近では日本にいながらにして海外大学院の学位を取得出来る遠隔教育を受講する人が増えています。

【参考】インターネットでMBA・修士号を取る~ビジネスパーソンのための米英100大学eラーニング活用法~(笠木恵司著)


何事にも不安はつきもの。やらないで後悔するより、まずはやってみよう!

「仕事をしながら学校に通うなんてできるの?」と不安を持つ方が多いのですが、たいていはなんとかなります。

実際社会人学生になった人の多くが、卒業する頃には自分の専門知識に自信を持ち、勉強の魅力にはまってしまう人も少なくなく、さらに上の大学を目指したり、違う分野での学位取得を目指すなど、社会人学生生活を続ける人が圧倒的に多いのです。大学での勉強を生かし転職や起業する人も増えています。

自分に自信を持つこと

これだけで、将来への不安はかなり軽減されるはずです。自分に自信を持つために、大学に通うのも、1つの選択肢として考えてみてはいかがですか?きっと思いがけない自分の可能性に出会えますよ。


【資料】文部科学統計要覧平成16年版


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