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実験実習の履修が認められない問題(3ページ目)

大学評価・学位授与機構で学位取得を目指す30代女性。在学先では実験実習の履修が認められておらず、学位取得に必要な単位が取れない

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

実験実習を履修する方法

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科目等履修生にも実験実習を認める大学が増えて欲しい…。

1.実験実習が認められる身分(例:正規の学生として)になる

実験実習が認められる身分(例えば正規の学生として)で大学に入学し、必要単位を取得する。ただし、大学に正規の学生として籍がある人は、大学評価・学位授与機構の学位授与制度に申請することが出来ない。
もし学位取得が目的であれば、大学に編入して所定単位を取得し、そのまま卒業するのが早いだろう。

理学(生物学)の学位が欲しいのであれば、この大学を退学してから大学評価・学位授与機構の学位授与制度を利用するか、もしくはこの大学を卒業してから学位授与制度を利用して学位取得する方法だ。大学を卒業してからの学位授与申請であれば、大学で取得した学位にプラスして学位授与機構での学位が取得でき、2つの学位を取得できることになる。

また、実験実習を履修することは出来ないが、こんな方法もあるのでご参考までに紹介しよう。

2.専攻区分を変えて再度申請
もし理学(生物学系)の学位にこだわらないのであれば、専攻区分を変え、実習を必要単位としない専攻区分で申請する方法もある。

3.生物学に関する実験実習と同等の科目で代替
実際、相談者のように科目履修生の実験実習履修は認められていないことが多いため、生物学に関する実験実習と同等のものを、その区分として申請し、学位授与機構の判断を待つ方法もある。

【参考】・科目等履修生制度の開設大学一覧(大学評価・学位授与機構)


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独立行政法人大学評価・学位授与機構での学位取得は本当に複雑でややこしく、一度で理解できる受験生はほとんどいないはず。今回はメールの内容からこのような回答を掲載したが、実際にはこの相談者が直接同機構に相談することをおすすめする。

というのもこのメールだけでは、詳しい状況が分からず、やはり細かく現状を聞いた上でないと正確な回答ができないからだ。

このため、同機構でも電話での問合せを原則としており、メールは不可。問合せは下記まで。

問合せ先
独立行政法人大学評価・学位授与機構
管理部学位審査課 TEL:042-353-1550(直通)


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