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フォーシーズンズホテル丸の内 東京の秘密 フォーシーズンズ丸の内の秘密

フォーシーズンズホテル丸の内 東京。客室料金は55,000円~ながら、週末は満室の日も多く、開業7ヵ月にして、既にリピーターが全顧客の3~4割を占めるという。ヒットの秘密とは?

執筆者:桑畑 穣太郎


フォーシーズンズホテル丸の内 東京。
客室料金は55,000円~ながら、週末は満室の日も多く、
開業7ヵ月にして、既にリピーターが全顧客の3~4割を占めるという。ヒットの秘密とは?



ヒットの秘密

1.「もう1つのわが家」のくつろぎ

総客室数わずか57室。
(ラグジュアリーホテルでも、200~300室台のミドルサイズが一般的)
まるで「もう1つのわが家」に戻ったような気持ちになれる。

宿泊客として、ロビーにたたずむ。スパを満喫する。
モダンフレンチを堪能する。部屋からトレインビュー(列車の夜景)を眺める。

「ここは東京駅から徒歩3分の場所なのか?」
喧騒とは無縁の豊かな時の流れに、そう疑わずにはいられない。

何度か“わが家”に訪れると、ワイン、クリーニング、加湿器の設定まで、自分の好みに合わせてくれる。


2.暖かいフレンドリーな関係

わずか57室にスタッフ約180名。なんと1室あたり約3名。
(通常のミドルサイズホテルでは、1室あたり1.5名程度)
お客様とスタッフとの間には、自然と暖かい関係が生まれる。

「デザートのご用意にいたしますか?」
(食事がひと段落して)

「また、お戻りいただいてありがとうございます。」
(リピーターに)

そういう言葉が自然と交わされる。

リピーターのお客さまからは「おコーヒー、お紅茶といった窮屈な言葉遣いをわざわざしなくてもいいのよ」と云われることもあるという。

心の距離感に配慮したフレンドリーな応対は、日々洗練されているのだ。


3.新・丸の内スタイルを満喫

・日曜にスパとマッサージで癒されて、月曜の朝ホテルから出勤する。

・あるいは仕事帰りに、トレインビューのラウンジ&バーに立ち寄り、一人たゆたう時を過ごす。

・NYで大人気のレモンリコッタパンケーキの“東京風”である「ユズリコッタパンケーキ」を楽しむ。

(ケーキにゆずを入れたのは、東京風オリジナル)

心奪われてはいないか? 次ページは、ガイドの視点。
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