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ブランドとは「心の映像」である。 ブランドとは何か?2003(2ページ目)

1年半ほど前に同じテーマで記事を書いたのですが、もはや入門編になってしまいました。ブランドとは何か?現時点で思うところをお話します。

執筆者:桑畑 穣太郎

ブランド経験を探る。

ブランド経験は、「経験ブランド」とは異なる。
経験ブランドというと、ディズニーリゾートやスターバックスコーヒーそして最も新しいところでは「六本木ヒルズ」か?

経験ブランドは、リアルな場を核にブランドとしての求心力を持たせる視点だ。
一方、ブランド経験は、本当の「場」は顧客の心の中にあるという視点である。

「ブランド経験」の視点は2つに集約される。

1.ブランド経験スパイラル
2.過去・現在・未来のブランド経験



1.ブランド経験スパイラル

刺激→認知→理解→欲求→比較・検討→確信→購入行動→購入→使用→更なる刺激という形で、スパイラル的にブランド経験は深まる。

例えば「待望のマツダのRX-8が発売された!」という事実は、認知である前に「刺激」である。認知は「知っている」という状態であるが、初めての認知には刺激がつきものだ。顧客は乗るたびに「RX-8」へのブランド経験を深める。経験が深まるたびに、心の映像(ブランド)もより豊かさを増す。


2.過去・現在・未来のブランド経験

RX-8に乗っている自分。その昔RX-7に乗っていた。
過去の経験は「想い出」になる。

RX-8を今、自分は満喫している。
現在進行形の経験は「スタイル」になる。

次にRX-8を乗る時は、どこに行って誰と何をしようか?
彼女を乗せて葉山の海岸もいいし、ひとりで富良野のまっすぐな道も駆け抜けたい。未来に求める経験は「夢」になる。

結局のところ、ブランドの中身はどうなっているのか?
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