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巨乳ブームの生みの親、野田社長の逃げない人生(2ページ目)

今回インタビューをお願いしたのは元イエローキャブの代表取締役社長の野田義治氏である。多くの巨乳タレントの生みの親として、芸能界に新しい流れを起こした人だ。ニーズの変化を敏感に捉えている。

執筆者:木村 勝己



ニーズは常に移行する

フットサルチーム「カレッツア」
サンズエンタテインメントオフィシャルサイト。雛形あきこ、川村ひかるなどの人気タレントを抱える。現在、もっとも注目して欲しいのは、フットサルチーム「カレッツア」なのだとか。

演じる側から作る側に移ったとはいえ、芸能という同じジャンルに関わっているという意識は持っていたそうだ。このころ世間のニーズは常に移行する、同じことをやっていると飽きられてしまうということがわかった。

世の中もメディアも大きく変わっていこうとする時代に、店の運営に関わっている中で、才能のある人達と接しているうちに、芸能ビジネスに関する興味が大きくなった。そして劇団は5~6年で退団する。

ブームが去りグループサウンズがなくなってきた時、仲間から声をかけられプロダクションのマネージャーになる。最初は夏木まりのマナージャーであったが、一年で移籍していった。

いしだあゆみさんのマネージャー

10年来の付き合いである渡辺プロダクション系列の人から声がかかり、いしだあゆみさんのマネージャーになった。この頃いしだあゆみさんは、歌からドラマへ移る方向で考えていたようだが、野田氏は当初それが理解できなかったそうだ。その為2~3年の間には、口を聞いてもらえないこともあり辛かったともいう。しかしいしだあゆみさんはこの転進により今でも活躍している息の長いタレントとなっており、若いタレントの目標にしたいという。

この世界は浮き沈みが激しく、100あった事務所のうち90はなくなっているが、人は活躍しており、この頃の人脈は今でも続いている。人脈が長く続いたのは、役者やアルバイトなど色々やりながらも、お店のマネージャーとしてのベースをしっかりもって、逃げなかったことだと振り返る。また事務所がなくなっても続けているのに理由などないという。皆の体に芸能界が好きだというDNAが流れているということである。

そして次ページのように新しい事務所を設立した。
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