ご飯と一緒にもう一品！　主婦の発明、おかず倍増計画(3ページ目)

時間もエネルギーも節約できる

ステンレス鏡面加工仕上げまたはフッ素樹脂コーティング仕上げがある（写真は鏡面仕上げの商品）写真：(有)アルディプロジェ

使い方は簡単。お米と水を炊飯器にセットし、上からステンレス製の蒸し器を炊飯器に入れる。蒸し器の上にお好みの材料をのせ、炊飯器のスイッチを入れいつも通りご飯を炊くだけ。

にんじん、さつまいも、かぼちゃなどをのせれば、ご飯を炊くときのたっぷりの水蒸気が、ほくほくの蒸し野菜に仕上げてくれる。時間もエネルギーも節約だ。ちょっと１品ほしいときや、スープなどの下ごしらえに便利である。

忙しい朝にお弁当を用意しなければならない主婦や、離乳食や介護食を別に用意しなければならない人などに、愛用者がじわじわと拡大しているとのことである。今では大学生と高校生になった子供の、お弁当の副菜作りに大活躍しているそうだ。

アイデアは毎日浮かぶ

石原さんは学生の頃から身の回りのものに便利な工夫をするのが好きだったそうで、アイデアは今でも毎日浮ぶそうだ。閃きの下地は「嫌々家事をすること」と思うと謙遜も。

子育ても一段落した折り一念発起してアイデア研究会などに参加し、アイデア商品の検討をはじめた。そして“おかず倍増計画”は特許・意匠を出願し商品化第1号となった。

そして次ページのように多くの賞も受賞している。