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胃腸内を磁場を使って自在に移動撮影 カプセル型内視鏡から無線送信(3ページ目)

カメラのついた管を口から入れる検査の苦痛から開放してくれる、内視鏡が実用化されてきた。カプセル型の内視鏡であり、錠剤のように飲むだけで胃の中だけでなく、小腸の中までも撮影できる。

執筆者:木村 勝己


開発のロードマップ

今後の開発方向としては以下のようなものを進めているとのことである。

1.磁気を利用してカプセルを自在にコントロールする全方位誘導システム
2.電源を体外から供給する無線給電システム
3.病変部に薬液を放出する機構
4.体液を採取して持ち帰る機構
5.本体にアクチュエータを搭載して自ら動き回る自走機構
6.超音波エコー診断を内部から行える超音波カプセル

アールエフはバッテリーレスを試作

株式会社アールエフも、このカプセル型内視鏡を開発している。国内の臨床試験にはいり、医師・医療関係者にはモックアップの提供がある。電源にはバッテリーを使わず体外から電磁エネルギーを供給する方法を既に利用している。

外形は直径9mm、長さ23mmと小型であり、1秒間に30枚も撮影できるところが凄い。これならテレビの映像と同じ枚数である。

カプセル内視鏡は、管を挿入する従来の内視鏡とは異なり、患者さんにとって飲みやすい。喉の表面麻酔も不要であることから、負担の少ない楽な検査方法として更なる研究開発が期待される。

<関連リンク集>

Given Imaging Ltd.
http://www.givenimaging.com/Cultures/en-US/given/english


オリンパス
http://www.olympus.co.jp/jp/


株式会社アールエフ
http://www.rfsystemlab.com/index_j.html


ノーベル賞級の大発明
http://allabout.co.jp/gm/gl/16504/

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