アイデアの具現化9段階もいよいよ最終の段階に入ってきた。、前回は具体的に試作を行うために、機能ごとに整理することを行った。
従来の技術の流用で行けるものと、発明のポイントとなる新機能の部分を明確にする。
そしてこの新機能の部分が、目標とする機能を得られるか確認するのである。
最初は市販のものを色々組み合わせて探りを入れる。動作の確認で大きな問題がないかの確認である。ここで個々の材料や組み合わせの精度をあげれば、上手く行くかの感触を得ることが出きる。
姿勢スイッチの試作例
”すいすいドルフィン”の構造図緑色の円筒部が姿勢スイッチになる。
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私の発明品の“すいすいドルフィン(別称は万泳計であり、プールでの泳いだ距離や消費カロリーを自動的に計測するもので、歩数計の水泳版といえる。)”の例でいうと、この商品の機能の心臓部は姿勢スイッチである。
水着の腰のところに装着して使用するが、泳いでいるときの腰の揺れや、クロールや背泳といった姿勢の違いによっても、泳いでいる状態を検出できる必要がある。
最初はこの姿勢スイッチのみを手作りして、検出結果を発光ダイオードのオン・オフで確認した。揺れを与えると時々誤検出するのであるが、最終的にオン・オフの信号波形を見ると、電気的な信号処理で解決できそうなレベルであり、簡単な信号処理でこの効果は確認できデータも色々取れた。
このあと部品の選定に入るがそれは次ページのような流れになる。