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アイデアの発想法シリーズ アイデアの具現化9段階・中(2ページ目)

試作に入る前に世の中を調べる必要がありその方法についてである。前編に続いての中篇になる。市場調査、先行技術調査、先願調査といわれるものであり、ここは結構重要な部分といえる。

執筆者:木村 勝己


インターネットでの検索の活用

外国製品の輸入雑誌などにも気をつけたい。日本では見られないユニークな発想の商品が見つかったりもする。ネットショップなども普段目にしないような商品が見つかり、貴重な情報源である。

インターネットは検索機能を使えて便利である。商品や先願調査の殆どをカバーできそうなところまできている感がある。今までは多くの労力とお金が必要であったがインターネットはこの辺を一気に解決してくれた。

先願調査は特許庁や近くの発明協会で出きるが、特許庁の特許電子図書館で検索が出きるのでまずこれを活用したい。

また有料の検索サービスの会社もあるのでこちらも便利である。サービス会社についてはおすすめINDEXの先願特許検索を参照されたい。

調査も時間との勝負

既存商品や先願調査でどこまで調査したらOKというラインはない。完全に調査するのは不可能ではないだろうか。自分でここまで調べたのだからと納得と思えるところまで調べたら、次のステップに進むべきである。そう発明を特許にするには時間との勝負も大きいのだ。

アイデアに自分なりの自信がありお金にも余裕があれば、時間を優先して出願を先に行ってしまう方法もある。

ここで、既に商品が販売されていたとか、先願特許が見つかったからといって落胆するのは早い。これらの先行技術に対して、自分の発明の優位点はどこか、新規性はどこかをもう一度考えてみよう。

これは次ページのように発明のセールスポイントをまとめることである。
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