前回の記事で説明した”アイデアを作る5段階説”から考えると、第1段階でいう情報の部分が既に豊富な感じだ。斎藤さんは昔、指圧の専門学校に通っていたという。バックグランドとして健康に関する知識が凄いのだと思う。
お客様の気持ちでイメージしているときに、豊富な知識(情報)からの混沌としたカオスの状態を同時に経験しているのではないだろうか。
その結果、第4段階で言うところの、放っておけばあるとき不意にアイデアが出現するとなる。この過程でお客様の気持ちを忘れないことが消費者に受け入れられる秘訣の感じだ。
ネーミングの勝利!
さらにヒットに拍車をかけているのが、商品のネーミングである。商品名だけを並べても”スリムドカン””ひざごしげんき””顔パワー”“パワー減肥食”“スーパーわかさ”“豪傑丸パワーカプセル”などなどである。
商品名だけ聞くだけでも、凄い効果が得られる気がしてしまう。健康食品としては名前だけで元気が出そうである。覚えやすく効果がイメージしやすく聞いた感じがよいと、ネーミングの良さが際立っている。
“パ”とか“バ”とかの破裂音や濁音をネーミングの中に入れると印象に残りやすい。銀座まるかんの商品名はこのセオリーを上手く使っているところが成功の要因だろう。
また“億万長者の首かざりびっくりした”などのネーミングは斎藤一人さんの遊び心が出ている感じで楽しい。こういった遊び心もヒット商品に貢献しているようだ。
<関連リンク集>
アイデアを作る5段階プロセス http://allabout.co.jp/career/invention/closeup