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生活が一新!無線ICタグ ブタからスイカが生れた!?

家畜の耳に埋め込まれた無線応答機であるが、無線ICタグとして多くの分野でその応用が期待されている。ユビキタス時代に向けて要素技術となるのか、その潜在力を覗いてみた。

執筆者:木村 勝己

コンビニやスーパーマーケットでのレジ会計において、買い物カゴに商品を入れたままで一度に計算ができたり、買い物中に携帯端末で冷蔵庫に接続して、中身の内容を調べることが出来るようになる。

混在読み取りができる

これを可能にする要素技術が無線ICタグといわれる物である。従来のバーコードのように光ではなく、無線を使うことにより、見えない範囲のデータも読み取ることが出来る。

バーコードに対して情報量も大きく、情報の追記や書き換えができ、汚れなどにも強く、混在読み取りができるといった特徴があり、多くの分野で応用が検討されている。


ICタグのデータ送受信イメージ写真提供:セイコープレシジョン株式会社



無線ICタグはメモリーなどICチップとアンテナからなり、電波を送受信して情報をやり取りするリーダ/ライタ本体とともに構成される。一般には非接触式で利用される。無線を使うことから無線タグ(RFIDタグ)と呼ばれることもある。

電波が電力になる

商品といった管理対象にこの無線ICタグを取り付け、送信機でこれに電波を送ると、メモリーのデータでこの電波を変調して送り返す。受信機でこの電波を受け取り復調してデータを読み取るのである。

小型化を重視した円筒型の無線ICタグは、受信した電波により電力を得るため、電池不要で動作することができる。これは薄方化によりバーコードの代わりや、さらなる応用が期待できる。ICカードのようなタイプでは電池内臓のものもある。
そのルーツは次のようなものである。
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