3戸のうち2戸をつなげてひとつの空間に
2戸を1戸につなげてひとつのLDKに。浴室は撤去し、大きなアイランド型キッチンを設置した |
築21年のマンションの、3つの連続した7坪(23.4m2)の住戸をリフォームし、自宅兼仕事場としたのは建築家の三山真武さんです。本当は界壁(戸境壁)をすべて取り払ってひとつの大きな空間にしたかったそうですが、1つの壁が建物を支える耐力壁だったため撤去できなかったそうです。そこで3戸のうち1戸は仕事場とし、2戸をつなげてLDK兼寝室となる自宅に改造したのです。
内と外が融合したエアコン不要の住まい
バルコニーは道路に面しているので圧迫感がなく、緑を楽しみながらくつろげる空間になっている |
「バルコニーはエアコンの室外機置場となり、夏には熱がこもって窓を開けられなくなるのが通常です。でも、今回のリフォームでは『内と外との融合』をテーマとして掲げたので、バルコニーには室外機を置かず、リビングの延長として使えるよう小さなテーブルとイスを設置しました」と三山さんは話してくれました。
限られた空間を生かしたリフォームの工夫を次ページで。