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進む生体認証!バイオメトリクス

インターネットの普及とともに、個人の生体的特徴を利用する認証方式の開発が活発化している。指紋や虹彩といった個人特有のパターンを利用し、なりすましがしにくいとされるものだ。

執筆者:木村 勝己

インターネットの普及により、ネット上での情報交換やネットショッピング等が活発になり、それとともに本人確認が重要になってきている

現在でもIDと暗証番号やパスワードにより個人認証が行われているが、悪意のあるものにより解読され、なりすまし等の被害に遭う可能性も増えている。

バイオメトリクスとは

バイオメトリクスはこのパスワードの代わりに、本人の生体的特徴や特性といった、個人特有の情報を利用して本人確認を行う認証方式である。

パスワードのような文字列でなく、指紋のような個人の生体的特徴を利用するため、原理的になりすましがしにくいといわれている。

生体的特徴としては指紋を利用するものが開発も進んでおり、コスト的にも一般のパソコンに導入できるレベルになってきている。

多くの方式での開発が進む

生体的特徴の利用にはこのほかに、掌紋、手の甲の静脈パターン、目の虹彩や声紋や顔の特徴等が研究されている。さらに最近は遺伝子情報DNAを使うものまで研究されている。


静脈による個人認証用マウス写真提供:株式会社富士通研究所


富士通研究所は、手のひらの静脈パターンを識別して本人を認証する方法を開発しマウスに応用した。

このほか筆跡といった生体的特性を利用するものもある。これらの多くにはCCDイメージセンサの高性能・低価格化が大きく寄与しているといえそうだ。

そして生体認証には次のような、特徴が指摘されている。
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