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体温で動く時計・応用開発に熱気

体温から電気を得る腕時計や、ランプの熱からラジオが聞ける商品が出ている。熱電素子を使ったものであるが、焼却炉の排熱を利用したクリーンなエネルギーとしての期待も高い。

執筆者:木村 勝己

携帯機器の普及は、同時に電力供給に関して多くの技術的発展を推進している。多くは電池であり、化学反応による起電力を利用したものである。

そのような中、体温やローソクといった、普段は利用されていない熱を使って発電する試みが出てきている。

熱発電の腕時計を商品化

代表は体温発電の腕時計である。セイコーはこの体温を利用した腕時計用発電システムを、世界で初めて開発した。

この熱発電ウォッチであるが、シチズンも同時期に商品化している。両社とも省エネモードに少しずつ工夫を凝らし、商品の特徴を出している感じだ。


体温発電ウォッチ写真提供:シチズン


腕に装着するだけで、腕の体温と外気温との温度差で発電される。体温と外気温との温度差が3℃以上で、発電効果が得られるようだ。

その電力は電子回路や針を駆動するとともに、二次電池にも蓄えられる、バッテリー交換不要の時計である。

当然、腕に着けていないと発電は止まり電池を消耗するだけである。その為、節電対策にもアイデアがいっぱいだ。その中には次のようなものがある。
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