表面上のデータ容量を変えずに、所有者情報などを入力出来るのはもちろんであるが、コピー許容回数を設定して、プログラムと連動することにより、コピーコントロールを行う可能性ももっており、これからの強力な著作権管理のツールとなっていきそうである。
この電子透かし技術にも、いくつかの方法があり、その開発競争がインターネットの普及と共に盛んになってきている。また、ブロードバンド時代に入り、ネット上で流通できるコンテンツも高画質になり、その資産価値も上がってきている。このため、不正コピーに対する要求は非常に高くなってきており、この開発競争はますます加速しそうである。
私たちがホームページに使用する画像は、CD-ROMの素材集やインターネットホームページにある著作権フリー素材集のように、自由にコピーして使用してよいことが明記されているものがあるので、これらを利用していることと思う。
しかし、音楽や映画に代表されるものは、作品そのものが商品であり、デジタルデータとなっても、その再生された作品は著作権で守られる事となる。著作権についての詳細は、当サイトのリンクコナーに著作権のカテゴリーがあるので、そこをご参考いただきたい。
<関連サイト>
● 電子透かしとは (IBM社)
http://www-6.ibm.com/jp/services/datahide/index1.htm
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