このような中で、花粉症の予防につながる新しい化学物質が開発された。花粉シーズン前にこの物質を服用すると花粉症を予防できるそうだ。免疫細胞の表面には花粉とくっつく受容体といわれるたんぱく質があり、新物質はこのタンパク質の一部を人工的に合成したものである。これを服用すると受容体をブロックする抗体ができ、本物の花粉がきても刺激が防げるようになる。
2001年度中に臨床試験を開始して、4~5年後に実用化予定とのことであり、花粉症に悩んでいる人に朗報といえる。また花粉の遺伝子を使ったDNAワクチンの開発も進んでおり、これからも新しいアイデアによる花粉症対策に期待したい。
<関連サイト>
●花粉症なんかこわくない
http://www.vkn.co.jp/jaf/pumf3/
●春の憂うつ花粉症とうまくつき合う
http://www.v-b-jam.com/cover/cover2_1.html
●花 粉 の 少 な い ス ギ 品 種 を 開 発
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/2gatu/kafun.html
●花粉症(アレルギー)の起きるまで
http://www2.health.ne.jp/library/3000/w3000407.html
●花粉マスク
http://www.mask.co.jp/kafun/kafunmask/kafunmask01.htm
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